維新塾 西宮
開塾当時は住宅都市整備公団、現在のUR。
その地に昭和の時代から運営していた塾があります。当時の名前は志野塾です。ﾒﾙｶｰﾄﾞの今は自転車屋さんや管理事務所のあるところが教室でした。平成に変わったころ教室面積を増やすためにﾒﾙｶｰﾄﾞから19号棟の2階に移転しました。
当時、西宮の公立高校入試は総合選抜という制度で行われており、居住地によって進学する高校が決められていました。
当塾のｴﾘｱだと西宮南高校です。その時代、自分の行きたい高校に行くには推薦入試で行くか、公立高校一般入試で上位10％の得点をとるか、または私立高校に行くしか道はありませんでした。それを支援する塾だったのです。地元にもたくさんの中学生がおり、塾もたくさんの生徒を預かっていました。
そして有名私立高校に挑戦する・・・、そんな時代でした。
その後、街が歴史を重ねるにつれ住民も高齢化し、地域から中学生が激減。
志野塾は当地から撤退することを決めました。
そこで西宮校開設時のﾒﾝﾊﾞｰが後を引き受ける形で独立し、維新塾が誕生しました。平成18年のことです。そして平成26年の9月、武庫川団地から500mほど北にあたる、現在の場所に移転してまいりました。
西宮市上田中町12－25 （ﾊﾞｽ道の中華一番さんのある建物） の2階・3階です。
志野塾時代の生徒さんも今は親世代になり、その子どもたちも通って下さっています。
代表よりご挨拶
皆さん塾探しには大変ご苦労なさっていることと思います。
かく言う私もそうでした。（二児の親です）
「どういう方針かな」 「うちの子にあうのかな」
「先生はどんなﾀｲﾌﾟの人だろう」・・・
あれこれ考えたものです。
私は塾業界の人間ですから学習塾の真実の姿はよく知っています。その私でも悩むのです。
そもそも、個別がいいのか集団がいいのか。
まず個別指導について検討してみましょう。
個別のﾒﾘｯﾄは、子どもに合わせてくれることです。
個別のﾃﾞﾒﾘｯﾄは、子どもに合わされることです。
当たり前のことですが、出来ないことを出来るようにするには相応の時間が必要になります。
家でｶﾞﾝｶﾞﾝ勉強する生徒なら、1ｺﾏの授業でﾊｲﾚﾍﾞﾙなところの勉強ができます。
しかしそうでない場合は、まず追いつくための勉強から始まるので、ｺﾏ数が多く必要になり、とんでもない料金になってしまいます。
それを妥当な金額におさめようとすると、今度は時間不足に陥ってしまいます。
で結局成果が出にくい。
つまり個別指導が成果を出せるのは、
1．もともと勉強をちゃんとする生徒が、塾でﾊｲﾚﾍﾞﾙなことをやるとき
2．ちょっとしんどい学力でも、必要なｺﾏ数をちゃんと確保できるとき
ということになります。
ではｸﾗｽ指導についてはどうでしょうか。
ｸﾗｽ指導のﾒﾘｯﾄは、自分の子どもに合わせず、到達すべきﾚﾍﾞﾙに合わそうとしてくれることです。
ｸﾗｽ指導のﾃﾞﾒﾘｯﾄは、自分の子どもに合わせてくれず全体のﾍﾟｰｽに合わされることです。
結局、ｸﾗｽ指導で成果が出せるのは、
1．子どもに普通の学力があるとき
2．学力的についていけなくとも救済措置があるとき
ということです。
個別でもｸﾗｽでも1なら問題ないのですが、2のときが悩むところでしょう。
その共通点は 「わからないときには時間がかかるのだけど、どうなるのか」 ということです。
教えてもらう「授業時間」ではありません。
生徒が自分で振り返ったり解いたりする「練習時間」がたっぷりと必要なのです。
練習して、わからないところで詰まったら教えてもらい、また練習を続ける。
先生が教える時間を長くするのではなく、本人がやる時間を確保する。
そして、できるまで塾がつきあう。
時間がかかっても見放さない。
それが現実的な金額で可能なら個別だろうがｸﾗｽだろうがどちらでもよいのです。
（この業界に身を置くものとしての本音です。）
私の塾はもともとｸﾗｽ指導専門の塾でした。
全体の学力を均一に上昇させていくために、補習や居残りは当たり前。
そういうｽﾀｲﾙで運営してきました。部活動に近いｲﾒｰｼﾞです。
近ごろは補習が多発してきたので、ITの力を借りた動画による補習も行います。
学年をさかのぼる必要のある生徒のためにはﾌﾟﾘﾝﾄ冊子を完全自作しました。
これらの活用により個別指導も引き受けるようになりました。
現在は個別指導の生徒の補習にも対応しています。
維新塾では、
学年をさかのぼる必要のある生徒 ⇒ 個別指導
学年を突き抜けて進む生徒 ⇒ 個別指導またはｸﾗｽ指導
普通の状態なら ⇒ ｸﾗｽ指導
科目間のﾊﾞﾗﾝｽが悪いなら ⇒ 個別とｸﾗｽの併用
で勉強していただいています。
どの形であっても、練習を重視します。
時間をかけずして、いきなりｽﾗｽﾗ解ける魔法など存在しません。
でも安心してください。賢くなってくれば時間は短くなっていきます。
ぜひ維新塾で仲間たちと一緒にやってみましょう。